今回初めておすすめしない洋画というのを紹介したいと思います。
洋画のタイトルは「ジョニーは戦場へ行った」 (英語名 Johnny Got His Gun)です。
この映画は1971年に公開された古い映画です。
お勧めしない理由はただ一つ感情輸入して苦しくなるからです。
※もし残酷な描写が苦手な方は読むのをやめてくださいね。
高校の先生が紹介してくれた
私が通っていた高校の英語の先生がこの映画を紹介し、クラス生徒の前で放映しました。
あまりに辛い内容でなぜこの先生はこの映画を紹介したんだと疑問に思いました。
この先生は英語だけでなくドイツ語も堪能で、カリスマ的な存在でああったのですが、ちょっと変わった先生でもありました。
映画のあらすじ
主人公のジョーは第一次世界大戦に行き、敵軍の砲弾を顔、身体全部に受けてしまいます。その結果、顔は視覚、聴覚、嗅覚などをすべての機能を失ってしまい、また両手両足もすべて切断することとなってしまい、ただ延命措置を取らされているだけの状況で入院することとなってしまいました。
そして、唯一動かせるのは首から顔にかけての部分だけです。
このような状況でずっとシーツをかけられ生存させられていると言う奇妙な内容の映画です。
そして首を激しく動かすたびに鎮静剤を打たれてしまって、現実と夢の世界を彷徨った生活をし続けます。
夢の中では戦争に行く直前にいた恋人との甘いシーンが回想されます。おそらく戦争から無事に帰って来たら幸せな結婚でもしてたのでしょうか…
首をある一定の感覚で動かしているので、女性の看護婦は何かを伝えようとしているのではないかと考えますが、医師にはそれが伝わらず、首を激しく動かすたびに鎮静剤を撃たれてしまいます。
そしてある時この一定のリズムで体を動かしているのはモールス信号で何かを伝えようとしているからだと発覚し、モールス信号でリズムを読み取ってみると、ひたすら「殺してくれ、殺してくれ、殺してくれ」と言っていることに気がつきました。
そこから、医師、看護婦とこの患者の奇妙なコミュニケーションがスタートします。
この動画を制作した意図
作者はこの映画を反戦のために制作しました。
実際元となった小説は第二次世界大戦時につくられました。
Johnny got his gunと言う謎のタイトルになったのも、第一次世界大戦の際は兵士募集の際にJohnny get your gunと言う広告が使われたため、それを皮肉にしてつけたとのことです。
そして、映画版はベトナム戦争時に公開されました。
まとめ
私の高校の先生がこの映画を生徒に紹介して見せたのだろうと今でも疑問に思っています。
もう高校を卒業して長い年月が経ちますが機会があれば聞いてみたいです。
こんな主人公のように極限状態にさせられて、戦争と言うのはいけないことだと言うのは、効き目がありすぎて恐ろしいくらいです。
今は世界を見ているとロシアとウクライナが戦争をしてしまっていますが、早く終わることを願うのみです。
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