私は仕事で上海に滞在した時に中国語(普通话)の勉強を開始したため、ピンイン(拼音)という中国語独自のローマ字表記で発音を覚えていきました。
たとえばご飯を食べるは吃饭(チーファン)ですが、これをピンインで表現するとchi fanとなります。ローマ字は日本人にとって馴染みが深いので、個人的にはピンイン表記で中国語の発音を勉強するのは効率が良いと思っていました。
台湾ではピンインが使われていない
しかし台湾ではこのピンインというのは通じません。
私は中国語の勉強を上海滞在中に行いその後、台湾高雄に旅行に行った時の経験です。
台湾の高雄では「瑞豐夜市」という地元に人気の夜市があり、「瑞豐」の発音が分からなかったため、ホテルのスタッフにピンインを教えて下さいと言ったところキョトンとされてしまったのを覚えています。
そしてローマ字の発音記号のことだと伝えたら、それは中国でしか使われないと言われてしまいました。
台湾で使われる漢字の元となる発音記号
台湾ではローマ字のピンインの代わりに注音符號(ジューインフーハオ)もしくはボポモフォと言う記号が使われて発音を表します。
例えば、注音符号は以下の様に書きます。
注音符号: ㄓㄨˋ 丨ㄣ ㄈㄨˊ ㄏㄠˋ
日本語で言うところのひらがなの様なものです。(しかしひらがなのように正式には日常で正式な文書では使われない)
私は台湾に留学したり、台湾方式の中国語を学んだことがないため詳しくはわからないのですが、台湾では注音符號に基づいて発音を習うことになると考えます。
注音符號を使って中国語を勉強した人や台湾人によると、ピンインよりもより詳しく発音が分類されているとのことです。
まとめ
以上、台湾と中国では発音の記号が異なることを話しました。
将来、台湾の中国語と中国の中国語どちらを勉強するかによって、習う発音記号が異なることを知って頂けると幸いです。
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