毎年10-12月は上海蟹が美味しい季節です。
私が上海にいて楽しんでいた料理はやはり上海蟹料理です。
中国人に上海蟹と言っても通じません、中国語では大闸蟹(ダージャーシエ)と言います。
日本で上海蟹と聞くと高級な中華料理の店で出されている高額だけど小さいカニと言う印象です。
私もカニといえば海のカニを思い浮かべ、やはり白身がたくさん入っているタラバガニが1番美味しいと思っておりました。
しかし実際に上海に生活するとその上海蟹に対する印象は大きく変わります。
まず上海蟹のオスもメスも一匹数百円程度で手に入るので上海では比較的お手頃です。
そして上海蟹は蟹味噌好きにはたまりません。濃厚な黄色い蟹味噌がたくさん詰まっています。
そしてメスには卵も詰まっているのでその食感を楽しむこともできます。
ボイルするだけで充分楽しめます。
上海の上海蟹専門店
そして、上海には上海蟹を提供する老舗のレストランがあります。
私のおすすめは上海市地下鉄の2号線の南京東路駅の近くにある、成隆行蟹王府と言うレストランです。
日本人の出張者が上海に来てお店を案内するときはいつもこの店を利用していました。
上海蟹の小籠包、上海蟹の炒め物、お酒で漬けた生の上海蟹等、上海蟹をふんだんに使ったメニューがたくさんあります。
このお店は値段は少々高めなのでときどき奮発したい時に利用しました。
上海に住んでいた時は完全に上海蟹の虜になってしまっていました。
蘇州陽澄湖の上海蟹
また上海の隣の市である江蘇省蘇州市の陽澄湖(ようちょうこ)に生息する上海蟹は特に美味しいと言う情報を聞き、休日には上海から高速鉄道に乗り1時間半かけて電車を乗り継いで行き、陽澄湖に浮かぶ華花島と言う島の食堂にて上海蟹をたらふく食べました。
蟹味噌を含め身がぎっしり詰まったカニでした。
私が上海蟹料理で1番好きなのは蟹粉豆腐という蟹味噌の豆腐煮込みで、この時も頼んでしまいました。
まとめに
上海から離れて5年以上経ちますが、今でも10月になると上海蟹を思い出します。
日本ではなかなか味わうことができません。
コロナが明けて、中国への旅行が解禁されれば上海蟹の旅行を楽しみたいなと今密かに考えております。
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