普段日本にいる時は自分が日本人であると言うことを意識する事はありません。
周りの家族、親戚、友人、同僚等は皆日本人であることがほとんどであると思うので、あたり前ですがJapaneseと呼ばれることもありません。
しかし海外に出ると状況は一変します。特に白人がメインの国家においてはアジア系の日本人である事を意識する瞬間が多くあります。
日本はどうなのかと聞かれる事が多い
私がNZに留学していた時は、日本ではクジラを食べるのか、麻薬で捕まった場合どういう扱いをされるのか、死刑制度がどうなっているのか等、日本ではどうなっているのかと言う事を現地の人や外国人から聞かれる場面が多くありました。
日本人としての意見を聞かれた時は、自分は日本人らしくないなと思いつつもどうしようも無く一般的な日本人としての回答をよくしてしまいます。
また中国日本の上海に滞在している時ですが、タクシーに乗って運転手が私が日本人であることを知ると「尖閣諸島(钓鱼岛)について、いまの総理大臣についてどう思う」と政治的なことについてよく聞かれました。
自分は日本人なんだなと嫌でも実感します。
日本を代表していると思われる
海外にいて非常識な行為をしていると日本人の印象が悪くなります。
以前歴史的建造物に日本人の学生が落書きをしていた事がニュースになりました。
これは日本人全体の印象を悪くしてしまう出来事です。
国籍で人を区別する事はもちろんいけないですが、やはり人は皆くくりで考えてしまう傾向があります。
一方で国家間の関係が微妙でも、その国の人と個人的に良好な関係を築くと、日本を再評価してもらえる場合があります。
私はNZに住んでいた頃に中国人の友人ができたのですが、彼は日本人の親切さに好印象を覚え、今まで悪い印象を持っていた日本車を購入することにしたと連絡してくれました。
日本人として誇りに思うこともある
いくら30年以上経済が停滞しているとは言え、やはり海外では日本の影響力を感じる場面もあります。
NZに留学している時にはホストファミリーが三菱自動車の車に乗っていたり、ダイキンのエアコンを使っていたり、日本人として誇らしいと思う場面がありました。
一方で香港にいた時のこと、尖沙嘴という繁華街のエリアがありましてそこから見える夜景はすごくきれいなのですが、ほとんど見える看板は韓国企業や中国企業でした。日本企業の看板も一部ありましたが…
一方で10年前までは日本企業の看板がほとんどだったようです。
それを聞いた時は少し残念な気持ちでした。
まとめ
私は海外に出ると自分は日本人であると言う事を実感する事がすごく多くありました。
自分は日本人でありたくないと思ったとしても周りの目はそう言うように見てきます。
そして日本というものを客観的に見ることができるようにもなります。
やっぱり国籍というものはなかなか切っても切れないものなのかなとも思いました。
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