私はメーカーの海外営業部に所属しタイ、韓国、中国、インド等様々な地域を担当しました。
私が最初海外営業部の所属になった時は、同じ部門の先輩社員から政治・宗教に関しては話題にしてはいけないと言われていました。
その時はなぜだろうと思っていましたが、結構それなりの理由があります。
政治・宗教はその人の人生の根幹になっている
政治・宗教はその人においては人生の価値観を形成するもので、それを評価されたり、批判されたりすると、その人やその人の所属する集団を否定されたと判断する可能性があります。
そしてその相手が大事なお客様である場合は、おそらく注文をしたくなくなります。
私が韓国を担当していた数年前は日本と韓国の関係は最悪な状況でした。英単語
よくニュースでは日本の戦時中の従軍慰安婦、徴用について議論がされていました。
韓国の人と取引をする時は極力これらの話題を避けてビジネスをしないといけませんでした。
もし韓国出張時等でこれらの議論に関して日本側のみの見解を述べてしまって、実は担当者は休日ゴリゴリの政治活動家だったりしたら、おそらくその人から今後いい話や仕事をもらう事は難しくなるでしょう。
宗教に関しても同様です。
世界各地で宗教による戦争や内戦が過去から現在にかけて行われて、宗教観と言うのはそれだけ人々の価値観に関わっています。
たとえば食事の際に宗教的理由で苦手な食べ物があるかどうか話題にするくらいなら問題ないですが、宗教に関して意見を言うのは避けるようにした方が良いです。
その他、避けた方がいい話題
それ以外でも例えば婚姻関係、性に関する話題は避けた方がいいと考えます。まあ日本でも当然のことですが。
まとめ
以上、海外取引をする際に避けた方がいい話題について紹介をしました。
政治、宗教の話題になると何気ない一言が相手を傷つけてしまう可能性があります。
人間関係を円滑にするためにも参考にしていただければ幸いです。
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