独学でイギリス英語の発音ができるようになる方法

英語の発音

独学でイギリス英語の発音ができるようになりたいと憧れをもっていても、結局自分は日本語訛りの英語しか話すことができないと悩んでいる人はいませんか?

私もイギリス英語に憧れを持ったその一人で、学生時代に1年間英語圏の国に留学したことがありましたが、その時は自分の英語の訛りが嫌いで、どうすればNativeの発音になれるのかと悩んでいました。

しかし現在では私の会社(メーカーの海外営業部)で私の「英語の発音が良いね」と言ってくれる人がいたり、英会話の交流会に参加すると「イギリスに留学したことある?」とよく言われる様になりました。

私なりにイギリス英語の発音を習得するために行ったトレーニングについて紹介します。

イギリス英語の特徴に関して

まずイギリス英語の特徴について紹介します。

イギリス英語(容認発音RPの場合)とアメリカ英語の発音上の違いは主に4点あります。(他にもたくさんありますが・・・)

①rの発音について

イギリス英語は、Rで終わる単語を発音する際(Rで伸びる音の場合も)、Rの巻き舌は発音されません。 たとえば、car, player, soccerなど。Carは普通に日本語のカタカナのように「カー」と発音するだけです。

②aとeの中間の音について

中学校などで習うaとeの中間の音がイギリス英語にはないです。 たとえば、apple, back, atなど アメリカ英語ではこれらの単語はaとeの中間の音が発音されます。例(むりやりカタカナで表すと)→Back「ベァック」Apple「エァッポー」 しかしイギリス英語では中間の音ではなく、はっきり「a」が発音されます。例→Back「バック」At「アット」

③oの発音について

アメリカ英語では「オ」と発音するときに、「ア」と発音するときがあります。 たとえば、box, God, got, hotなど アメリカ英語ではこれらの音は、Box「バァックス」、God「ガァッド」、Hot「ハァット」などと発音される場合があります(むりやりカタカナで表現すると)。 イギリスではBoxは「ボックス」、God「ゴッド」などアルファベット通りに発音されます。

④tの発音について

アメリカ英語では、tの音をdの音に発音することがあります。 たとえば、beautiful, better, shut up, Peter(人名), waterなどの単語が発音される際など。 むりやりカタカナで表すと、beautifulは「ビューディフォー」、betterは「ベダー」、Water「ウォーダー」 などと、tをdで発音します。 しかしイギリスはしっかりとtで発音します。betterは「ベター」、Shut up!「シャタップ」など

上記以外でもたくさんイギリス英語特有の特徴があります。

学生時代の頃、上記の特徴の様に発音しようと意識していたが

私は学生時代の頃、上記のイギリス英語の発音の特徴については認識していたのですが、上記の内容を意識して発音しても、日本人の訛りというのは消えることはありませんでした。

頭の中で意識しながら発音を直そうとするのは今考えると効率が悪いし無理がありますね。

無意識のうちに日本語が元となった発音になっている部分があまりにも多すぎて自分でも気づいていなかったです。

周りの人に「自分の発音はどう思う?」と聞いても、あまり良い反応はありませんでした。

思考錯誤の結果、辿り着いた発音矯正の学習法→シャドーイング

学生時代の頃いろいろ試行錯誤してなんとかイギリス英語の発音を覚えようと様々な方法をやってみたのですが、一番効果があったのはシャドーイングでした。

シャドーイングとはnative話者の発音を聞いて、その聞いた内容をそのまま口で真似して発音するリスニングのトレーニングです。

若干自分の英語発音に対して諦めかけていたのですが、ダメ元で当時聴いていたpodcastの英語の発音をリスニングの勉強も兼ねて、シャドーイングしてみました。毎日通学時間等のながら作業で1時間くらいシャドーイングをしていました。

すると日本に帰国後3ヶ月経ったくらいでした。私は留学の経験から大学内の英会話サークルの講師としてアルバイトをするようになったのですが、「英語の発音良いね」と言われる機会が出てきました。

そこからシャドーイングには自分の発音を矯正してくれる効果があるのだと確信し、毎日継続して「ながら作業」でシャドーイングをするようになりました。

シャドーイングの際の注意点

①Native話者の発音を完コピする

シャドーイングする際はとことんNative話者の話している内容を完コピする勢いで真似して発音しなければなりません。少しの妥協もいけません。完璧に抑揚、リズム、息の出し方も含めてすべてを真似してください。最初は難しいかもしれませんが、慣れてくると真似が得意になってきます。

②時間を決めて継続して行う

可能であれば1日30分から1時間以上できると良いかもしれません。毎日継続していくことが大切です。

③リスニングの内容理解度について

もし発音の矯正だけにフォーカスするのであれば、リスニングの内容はあまり理解していなくても矯正はある程度できます。しかし内容が理解できてシャドーイングをした方がリスニング能力の改善にもつながるので、理解できない部分はスクリプトをみたり、意味を調べたりした方がおすすめです。

イギリス英語のコンテンツをひたすらシャドーイングする

もしイギリス英語の発音ができるようになりたいのであればひたすらイギリス英語を聞いてシャドーイングをします。

私が主に聴いているのはpodcastで、「Luke’s English Podcast」を主に聴いております。

Luke’s ENGLISH Podcast | Learn British English with Luke Thompson

イギリス人英語教師のLukeさんが彼の様々な経験を元に話をしたり、テーマ毎にゲストと一緒に会話をしていて、毎日楽しく聴いています。

また「 The Guardian Today in Focus」というpodcastも聴きます。

Today in Focus | News | The Guardian
Hosted by Nosheen Iqbal and Michael Safi, Today in Focus brings you closer to Guardian journalism. Combining personal storytelling with insightful analysis, thi...

こちらはニュース番組で一つの話題にfocusして30分くらい流れるイギリスのニュース音声番組です。世界的に話題のニュースが流れるので面白いのですが、たまにイギリス英語以外の英語も流れるので注意が必要です・・

podcastは通勤中・家事をしている時など気軽に聴くことができるのでおすすめです。上記の紹介したコンテンツ以外でもたくさんイギリス英語のコンテンツはあるので、ぜひ探してみてくださいね。

イギリス英語コンテンツのシャドーイングを1年以上継続して

イギリス英語のコンテンツを1年以上継続してシャドーイングして、今では会社の海外営業部の同僚、英会話の交流会に参加した時のメンバー等に「イギリス英語の発音だね」「発音良いね」と言われる機会が多くなってきました。

イギリスへ行ったことはありませんが、よくイギリスに住んでいたことがあるか聞かれたこともたくさんあります。

自身の発音が良いかどうかは客観的に見ることは難しいので、周りの人から評価されて初めて自分の発音は改善されているんだと気づくことができます

まとめ

以上、独学でイギリス英語の発音になるための方法について紹介しました。

もしイギリス英語ではなくて、アメリカ英語、オーストラリア英語、もしくはもっとマニアックなアイリッシュ英語、スコティッシュ英語等、特徴的な英語の発音ができるようになりたいと考えている人もいると思います。

その場合はその英語のコンテンツを聴いてひたすらシャドーイングをしてください。

毎日継続して行うことで自分の英語の発音をnativeの発音に磨きあげていくことができます。

以上、英語の発音に対して悩みを持っている方に参考になりましたら幸いです。

Hiro

初めまして。ヒロと申します。
電子機器のメーカーで海外営業部に所属しインド地域を担当しており日々インド人との交渉に悪戦苦闘しております。
語学(英語・中国語)に関して役立つ情報や出張・旅行で経験したことの共有をできましたらと考えております。
TOEIC 920点、HSK5級(202点)取得しており、現在中国語に関してはHSK6級取得に向けて勉強しております。
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I am Hiro from Tokyo, Japan, born and raised here.
I have working experience in Japanese companies (logistics and manufacturing) as an international sales for almost 10 years.
I have experience of living in NZ for 1 year & China (HK & Shanghai) for 2 years.
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