私は仕事の場で英文のメールをよく書くことがあるのですが、たまに書いていて遭遇する英文法上の疑問があります。
動詞の後に前置詞をつけるかどうかはその一つかもしれません。
今日は、動詞の後の前置詞についてお話をします。
動詞の後に前置詞をつける場合とつけない場合
英語の動詞には自動詞(自己完結型の動詞)と他動詞(かならず目的語が前置詞なしで必要な動詞)があります。
中学校・高校の英文法で習う内容ですね。
自動詞はたとえばtalk(話す)と言う単語は直接目的語をつけなくて、もし目的語(誰と?何について?)をつける場合は前置詞with, aboutなどの前置詞が必要です。
例:I talked about it. (私はそれについて話した。)
一方他動詞はたとえばtell(伝える)という単語。tellの後にはhim/her(相手の人の目的語)が必ず入ります。
英文を書いていたり、英会話をしていて迷う前置詞の有無
英文を書いている時は時々、この動詞は目的語をつける場合、前置詞が必要だったっけ?と疑問に思ってしまうことがあります。
例: waitのあとはそのままhim/her等の目的語をつけられたっけ?
正解: waitは自動詞のため、もし目的語をつける場合はforをつける。I wait for him/her.
他にも相手先に謝罪をするときの例として
例: apologize の後は(〜について、誰に対しての)目的語をつける場合to, forなどの前置詞は必要だったっけ?
正解: apologizeも自動詞のため、apologizeの後は目的語をつける場合はtoと人、もしくはforと理由が入らないといけません。
この前置詞の有無は重要か
もし高校生で英語の試験がある場合はある程度どれが自動詞か他動詞かは覚える必要があります。
高校受験においては英文法の出来が受験の鍵を握るという側面があるためです。
しかし、もし仕事で英文メールを書く場合、英会話をする場合は最悪間違っていても問題なく通じます。
そして実際多くの英語を使って取引する人は、大体前置詞を間違って使っています。
たとえば、discussは他動詞なので、その後目的語が入らないといけないですが、多くの人がdiscuss aboutと使ってしまっています。
しかしaboutが付いていたとしても別に誰も間違いだと認識しないし、指摘してくる人もいません。
それよりもメッセージの内容の方がはるかに重要です。
まとめ
動詞の後の前置詞は英語を普段使う場合、間違ってしまうこともあります。
正しいに越したことはないですが、それよりも伝える内容やスムーズに言葉が話せることの方が重要で、いちいち前置詞が必要かどうか確認することでもたつくのはもったいないです。
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