これから中国語と英語のどちらを勉強しようかと悩んでいる方はいるかもしれません。
そして中には中国語と英語のどちらを勉強した方が就職に有利なのか疑問に思っている方もいるかと考えます。
私は英語も中国語もある程度までは習得した事があり(TOEIC920点、HSK5級取得)、かつ現在会社の海外事業部に所属して、英語に関しては日々使用しながら仕事をしております。
私の経験から英語と中国語のどちらを勉強した方が有利なのかについて紹介します。
英語の方が圧倒的に需要が大きい
英語と中国語を比較してみると圧倒的に英語の方が需要があります。
それは致し方ない事なのかもしれません。
人口比で考えると
日本以外のどの国でも英語と言うのは国際的な言語として認知をされていて現に英語人口はnative話者3億人と非native話者17億人と言われていて、合計20億人以上の話者がいると言われています。
一方で中国語話者は中国での14億人と台湾、シンガポール、華僑、非native中国語話者を含めてプラス1億人ぐらいでしょうか。(合計15億人程)
世界的に見て英語話者の方が人口比では多いです。
海外に向けてビジネスをするにしても英語の使用頻度が高いのは致し方ありません。
私の海外営業部での職場では
私は現在メーカーの海外営業部に所属をしていますが、ざっと周りを見渡すと皆英語に堪能な人が同部門に在籍しています。
そして中国、台湾地域を担当している人もいますが主に英語を使って現地取引先と日々やり取りをしています。
英語は国際言語なのでたとえ取引先が中国、台湾であったとしても英語が喋る確率は高く、もしできなくとも日本語が代わりに話せる人もいると言う事で特別中国語ができないといけないと言うことはあまりありません。
やはり英語ができれば中華圏の地域もカバーできますが、むしろ中国語しかできないのであれば、中華圏以外の地域を担当になることはできません。
私の様なメーカーにおいては英語の方がどちらかと言うと多く需要がありそうです。
中国語が話せる人材の希少性
上記の様に英語の方が圧倒的に需要が大きいと言うことを説明したのですが、
では中国語は需要がないのかと言うとそうでもありません。
中国に進出している日本企業
帝国データバンクの調査によると日本では1万2000社もの会社が中国にオフィス、工場があったりと進出をしています。
参考URL:
なおかつ、中国語が話せる日本人は希少性があります。
英語が話せる日本人と比べて、中国語が話せる日本人は圧倒的に少ないです。
そして求人を見てみるとメーカー、商社を中心に常にビジネスレベルの中国語が話せる人材を募集しているのを見かけます。
もちろん、日本語、中国語が両方できる中国人、台湾人を雇う企業も多いですが、日本人にこだわる企業もあります。
私の職場でも中国語がビジネスレベルで話せる人材は重宝される
先ほどは私の所属しているメーカーでは英語が求められることを強調しましたが中国語の需要もあります。
私の会社ではやはり会社の製品を販売したり技術的なサポートをする際に、現地の言葉(中国語)を話せた方がより顧客に対して詳細に行うことができると考えます。
現地の人に寄り添って販売活動を行うことができるので、販売の成績にも良い影響をもたらすことができます。
中国語ができる事で少なくとも私の所属するようなメーカー、商社では重宝されます。
ただしビジネスレベルまでの中国語は少なくとも求められます。
日本におけるインバウンド需要
コロナウイルスの状況が徐々に落ち着き2022年11月の訪日外国人の数は約90万人と言われていて、その中でも台湾人は10万人近く日本を訪れています。
中国人は2万人ほどですが今後さらに状況が改善すると、今の円安(日本国内の物価が安い)の状況が続くのであれば中国人も多く日本に入国することとなり、ホテル、観光などのインバウンドビジネスで中国語が必要になる機会はますます増えると考えます。
まとめ
以上、英語と中国語でどちらを勉強した方が就職に有利かについてお話ししました。
私が所属しているメーカーでの状況、またはインバウンド需要から、
もちろん英語は圧倒的に英語の方が需要は高いが、中国語が話せる人材も希少性があり、需要がある事をお話ししました。
今後どちらを勉強すれば良いのか迷っているのであればもちろん両方できることに越したことはありませんが、どちらか一方でもビジネスレベルまで話す事ができるのであれば、企業から需要はありそうです。
以上、参考になれば幸いです。
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