香港では習った中国語を使用するのはお勧めしません。
香港では公用語は「中文」と「英文」ですがこの「中文」は一般的に日本人が勉強をする中国語(普通话)ではありません。
香港と中国広東省では広東語(粤语)がメインで話されていて、私たちが考える中国語(普通话)とは方言の関係ではありますが、外国語と同じくらい違いがあってお互い意思疎通ができません。広東語は方言という位置づけですが1億人ぐらい話者がいます。
多くの香港人は昨今の法令の改正等により対中感情があまり良くないです。そのため彼らに中国語(普通话)を話すとあまり良い顔をしてくれません。
私は香港に滞在したことがあるのですが、その時も中国語(普通话)で話しかけると英語で返事があったり良い対応はされなかった記憶があります。おそらく、第一言語が広東語のため中国語(普通话)を話すことに慣れておらずそういった対応になってしまうこともあるかもしれません。ただタクシーを使うときは、運転手も英語を理解してくれないことがあったため、やむなく中国語で行き先を伝えていました。
したがって香港に旅行に行く際はなるべく中国語(普通话)は使わない方が良いかもしれません。もちろん香港の経済は現在中国の購買に支えられている側面もあるため観光地ではたくさん飛び交っています。
香港は百万ドルの夜景と言われる景色がきれいであり、飲茶(蒸し料理とお茶のランチ)を中心とした広東料理を味わうことができ、魅力の詰まった観光地です。コロナが終わったらぜひ一度訪れてみてくださいね。
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