ニュージーランドのホームステイの特徴,良い点と注意点

ニュージーランド

コロナの規制が徐々に緩和されるようになってきてこれからニュージーランドなどの英語圏の国に語学留学に行きやすくなってきました。

もしニュージーランドに留学をする場合はホームステイ、大学の寮に住む、フラット(アパート)に住む等いくつか選択肢があります。

その中でホームステイはNZ人の家の人と一緒に住んで生活することだけど、大丈夫なのか不安に思っている方もいるかもしれません。

私は学生時代にニュージーランドのダニーデンと言う地域に1年間語学留学をしていたことがあり、その時に3件ほどの家をホームステイしたことがありました。(向こうの家族の都合で何回か移転が必要でした)

私はNZに留学する場合は断然ホームステイはおすすめなのですが、今回はホームステイをした時の特徴と、良かった点、注意点について紹介します。

NZのホームステイの特徴

NZに1年間住んでみてずっとホームステイをしていたのですが、その特徴について述べていきます。

ホームステイする家庭の特徴

NZ人の家にホームステイする際は大抵、30-60歳くらいの夫婦の家庭に入ることがほとんどで、若い夫婦の場合は子供が一緒に住んでいるケースが多いです。

私はホームステイ先の都合で3件のホームステイの経験があったのですが、

1件目は30代の夫婦で1歳の子どもが一緒に住んでいました。旦那さんは大学の教授でした。

1歳の子どもと生活するのは人によっては苦手に感じるかもしれませんが、逆にホームステイ先の人も気を遣ってくれて勉強などにあまり負担がないように部屋を若干遠い部屋にしてくれたりしていました。

1件目のホームステイ先は夫婦仲があまり良くなくしょっちゅう夫婦別居していたので、一時的に別のホームステイ先に行かないといけないことが2回ありました。

結果たどり着いた2件目のステイ先は60-70代の老夫婦の家庭で、子どもはすでに独立していたので、その夫婦との3人暮らしでした。どちらも仕事はリタイアしていました。

3件目は40-50代の夫婦の家庭ですでに中高生の子どもが2人いました。旦那さんは大工さんで奥さんは介護士でした。

この家は3名以上の学生を常に受け入れていたので常に家の中は若干騒がしかったです。

ホームステイ先の国籍

NZでホームステイするので当然、ホストファミリーはNZ人と思うかもしれないですが、そうとも限りません。

NZは多国籍多民族国家なのでいろんな構成場合があります。

1件目のステイ先はNZ人の旦那さんとマレーシア人の奥さんの家庭でした。

奥さんはNZに住んで長いですが若干マレーシア訛りの英語でした。

2件目のステイ先は旦那さんが原住民マオリ族の人で奥さんは南アフリカ出身でした。

どちらもネイティブのNZ英語を話していました。

3件目のステイ先は旦那さんがNZ人だったのですが、奥さんはフィジー出身でした。同様にフィジー訛りの英語を話す陽気な方だったのを覚えています。

私の知る限りではあとアメリカ人夫婦の家庭にホームステイしていた友人がいました。

ホームステイする家

私がいた地域はダニーデンと言う田舎の地域だったため土地がそこまで高くないのか、基本広々とした平屋の家になることが多かったです。(オークランド等大都市の場合は事情が異なるかもしれません)

しっかりとした一部屋を与えられます。

また基本部屋数が多い家なので上記の通り複数人学生を受け入れるホストは多いです。

ホームステイをして良かった点


次にホームステイをして良かった点について述べて行きます。

ホストの人と一生涯の関係を築ける

もちろんホストファミリーとの相性にもよりますが、留学が終わった後も繋がっていける関係を築くことができます。(私はできました)

やはり一つ屋根の下で同居するのでお互いのことを深く理解できるし私には最高でした。

特に1件目のホストファミリーは私が社会人になってからも何度か日本に来る機会があり国内観光を手伝ってあげたり、また逆に私が新婚旅行で再度NZに訪れたりして交流を重ねていました。

今はコロナになってしまいましたが今でもSNSなどを通じてやり取りをしています。

NZ人の価値観に触れることができる

日本とは違う価値観に触れることができます。

例えばNZでは日本以上に男女平等が進んでいるので、ホストファーザーが進んで料理を作る家庭も多いです。

1件目のステイ先では旦那さんだけ大学で仕事をしていたのですが、仕事が終わって帰ってくると食事の支度をして夕飯が始まりました。

なかなか仕事が終わらなかったのか遅く帰ってくる日もあり、そこから料理の支度だったので夕飯が若干遅くなり、奥さんの方が文句を言っていたのが印象に残っています。

日本ではやはりまだ女性が料理を作ると言う文化が根強く残っていて、

私の母親も専業主婦で料理をつくっているのが当たり前だったので、こう言った文化の違いに触れられたのは貴重でした。

私は現在結婚して家庭を持っていますが、NZにいた頃の記憶から男性も料理はできるべきと言う考えを持つようになり、土日祝日は私が料理を担当しております。

ホームステイで注意する点


以下ホームステイをした際に注意する点を述べていきます。

シャワーの時間は5分だけ

これはよく噂で聞いた方もいるかもしれませんが、実在しました。

シャワーの時間は5分しかもらえないと言うのはお風呂好きの日本人からしたら考えられないですが事実でした。

と言うのも温水は毎日タンクの中にある分しか出すことができないため1人の人が長い時間使用すると冷たい水しか出なくなります。(そうなるとホストに怒られます)

そのためシャワーの時間は5分長くても10分までと制限しているステイ先がほとんどです。

私も最初はいかに効率的に体全体を綺麗にするかを考え、例えば頭がまだシャンプー残ってても次の体を洗う工程に移ったり、とにかく作業をこなす感覚で行い、ギリギリ5分で完了みたいな感じで、ゆっくりと温水を楽しむと言う概念はないです。

家では靴を脱がない

これは家庭によっても変わるかもしれないですが、基本家では靴を履いたまま移動するのが一般的です。

私は家では靴下で過ごしたい派だったので靴下でうろついていたら、ホストファミリーに臭いが嫌だからやめてと言われてしまいました。(別に私は臭いと思っていませんでしたが)

そこでホームステイしてた時は家の中でスリッパを履くようになりました。

暖房器具の取り扱いには注意

NZでは電気代が日本より数倍高いと言われています。

それはNZでは環境に負荷のある火力発電を停止しているためです。

なので寒い日でも暖房器具はあまり使わせてもらえないケースがほとんどです。

万が一暖房を使わせてもらう機会があったら、いない時は必ず電源を切りましょう。つけっぱなしで忘れてしまうとまずいです。

ホストにすごく怒られるかもしくは電気代の費用を請求される可能性があります。

インターネットも使いすぎない

上記の電力事情からかインターネットの費用も高いので、極力容量をたくさん使うYouTubeなどの動画は見ないようにと言われていました。

一定の容量を過ぎて使うとインターネットの速度が遅くなるので、動画の見過ぎによってホストからクレームを受けたこともありました。

夕飯いらない時は事前に連絡を

基本ホームステイをするとホームステイの費用の中に朝夕の食事の費用が含まれていることが多いです。

なのでもし事前に何も言わないとホストは料理を作ってしまいます。

家庭で料理を作ったことがある方はわかると思いますが、事前連絡がないと無駄に大量に料理を作ることになるのでホストをイラつかせる行為になってしまいます。

外食する場合は事前の連絡が必要です。

夜は洗濯機を回さない

これは常識かもしれませんが、私がホームステイしていた時はこの常識を知らずに洗濯機を回してホストに怒られたことがありました。

日本でもそうですが、就寝時間に洗濯機の音が聞こえると寝られなくなりますよね。

特にNZの家庭では夜9-10時には就寝する家庭がほとんどなので、(そう、すごく早いのです)注意が必要です。

平日は語学学校など通っていたりして時間がないかもしれないですが洗濯機は朝皆が起きている時間に回しましょう。

まとめ

以上、ニュージーランドのホームステイの特徴、良かった点、注意点について紹介しました。

私は断然ホームステイの経験は人生のプラスになるのでおすすめですが、

上記の点を参考にしながら楽しく留学生活を過ごしてください。

以上、最後まで読んで下さりありがとうございました。

Hiro

初めまして。ヒロと申します。
電子機器のメーカーで海外営業部に所属しインド地域を担当しており日々インド人との交渉に悪戦苦闘しております。
語学(英語・中国語)に関して役立つ情報や出張・旅行で経験したことの共有をできましたらと考えております。
TOEIC 920点、HSK5級(202点)取得しており、現在中国語に関してはHSK6級取得に向けて勉強しております。
Twitterもやっていまして、もし興味がありましたら覗いてみてくださいね!
https://twitter.com/Hiro__Rod

Welcome to my website.
I am Hiro from Tokyo, Japan, born and raised here.
I have working experience in Japanese companies (logistics and manufacturing) as an international sales for almost 10 years.
I have experience of living in NZ for 1 year & China (HK & Shanghai) for 2 years.
I'd like to introduce distinctive Japanese culture

Hiroをフォローする
ニュージーランド
ヒロの楽しい語学漬け Japanese Salaryman Hiro

コメント Comment

タイトルとURLをコピーしました