①英語の地域差による発音の違い
アメリカ英語とイギリス英語を比較して考えるとアメリカ英語はRの巻き舌が強く、またtの発音をdに置き換えて居て、なんとなくリズミカルで重低音がある印象です。
一方イギリス英語はtの発音をしっかり行い(特にRPにおいて)キチキチとしていて、Rの巻き舌の発音がないためサラッとした印象の発音です。
②中国語の地域差による発音の違い
中国語(普通话)も地域によって訛りがあります。中国の北部(北京、大連等)はRの巻き舌を強く発音する傾向があります。
例えばピンインのshi, chi, zhiなどの発音は特にRの巻き舌が強調されています。
このRの重い音を聞くと、「この人は中国の北の方出身だ」とだいたいわかります。中国人も同じように判断しています。
一方中国の南の地域(上海、台湾等)の地域ではRの巻き舌の音は強くありません。英語で言うイギリス英語のようにサラッとしています。
英語に関しても、中国語に関しても、地域によってRの巻き舌の具合が変わってくるのは共通な点で面白いなと思います。
日本人は一般的に巻き舌の発音は得意でないので、日本人にとっては英語はイギリス英語、中国語は南の方の中国語を勉強するのが一番良いのではないでしょうか。
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