私は以前香港と上海に仕事で滞在したことがあり、取引先との関係性で気がついた接待文化について書きます。
香港での接待に関して
香港では顧客、取引先と夕食をしてもてなすと言う文化があまりありません。顧客とはある意味ドライなビジネスでの関係との位置付けです。
例えば香港に出張した時は自社の製品を販売してくれる代理店と打ち合わせをしましたが、夕食は特に一緒に取りませんでした。そう言う雰囲気にならず、解散という感じです。香港に滞在していた頃もその傾向がありました。
この文化はおそらくイギリスから来ているのではないかと考えております。欧米の地域は担当したことはありませんが、おそらく定時後は家族の時間という個人主義的考え方が定着しています。アジアの他のどの地域も接待文化はあるのに香港だけは特殊です。
中国の接待文化について
一方で中国はどうでしょうか。接待の機会はたくさんありました。中国人の取引先とは夕食の機会がたくさんあります。
一般の中国人スタッフもよく駆り出され同席します。しかし彼らはほぼ強制的に駆り出されているので会食中は全くやる気がありません。早く帰りたいなーって目をしてます。
そして食べ切れない程の料理が運ばれてきす(今は中国では規制されててちょっと状況が異なるかもしれません)
たいがい一気飲みをしないといけない空気になります。取引先の1人と乾杯させられ、一気飲みが始まります。相手は自分がちゃんと飲んでるかを飲みながら逐一確認しています。取引先と一緒に一気飲みをすることで、お互いの絆を確かめているところもあります。
私は一度、接待された帰りにタクシーの中で大量に吐き、先輩、上司にホテルの部屋まで抱えて連れて行ってもらい、次の日からは上司からのあだ名がマーライオンになったことがあります。
中国ではもし、お酒があまり得意でなければ事前に取引先に伝えておいた方がいいかもしれません。
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