中国語を学習しているとやはり日本語の知識と言うのは活かされ、日本語に出てくる漢字の感覚で中国語を読もうとします。
大体の漢字は日本語も中国語も同じ意味なのですが、中には以下のように異なる漢字もあります。
①勉强(勉強)
中国語では無理矢理という意味になります。どのような過程で中国語と日本語で違う意味になってしまったのか。気になります。
②先生
日本語では教師や医師、習う対象の人に対して先生と呼びますが、中国では男性への敬称「さん」の意味になります。
また中国では自分や相手の夫(旦那)の呼び方として「先生」と言うこともあります。
③质问(質問)
中国語では詰問(無理矢理問いただす)意味になります。
④心中
文字通り心の中という意味でして、中国語では良く使われます。中国人の知り合いに日本で使われる「心中」の意味を伝えるとたいていびっくりされます。
⑤真面目
中国語では人の「本性」という意味で使われます。中国語のドラマで偽善ぶっていたのが本性を現した時などに良く言われています。
⑥左右
日本語では左と右の意味ですが、中国語だと「約」「だいたい」の意味となり文末に付けます。
⑦小人
中国語では器が小さい人、卑怯な人と言う意味で使われます。
よく遊園地等で小人だと安い価格で表示されていますが、中国人からするとなぜ卑怯な人は安い値段で良いんだと、可笑しな表記になっています。
⑧怪我
中国語では「私のせい」と言う意味になります。中国人がよく混乱してしまう単語です。なぜ傷つくことを、そういう漢字で表すのかと。
⑨告诉(告訴)
中国語では頻出の「言う」と言う意味。本当に中国語では良く出てくるので日本語では訴える意味になると言う事を意識し忘れてしまいます。
よく使われる言い方は「我告诉你,~~」(あなたに言っておくけどね、〜〜)
⑩老婆
こちらも中国語で頻出の単語ですね。妻の意味です。こちらも中国語で頻繁に出てくるので、日本だと高齢の女性の意味であることをついつい忘れてしまいます。
これ以外でもたくさん日本語と中国語で意味の異なる単語はあります。
色々と歴史的背景等の理由はあるのでしょうが語学を学習する上でこう言った違いを学ぶ事は楽しいです。
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