中国では北京語(普通话)が話されていますが、台湾でも同じ北京語(國語、台灣華語)が話されています。文字だと簡体字(中国)、繁体字(台湾)の違いはありますが基本的にはお互い問題なく意思疎通ができます。
もし中国語を学びたくて留学をする場合、中国を選んでも台湾を選んでもどちらでも北京語を勉強できることには変わりません。
しかし細かいところで使っている単語が異なりまして、ときには以下のような単語の意味のちがいでトラブルを引き起こしてしまう場合もあります。
①ホテル
ホテルのことを中国では「酒店ジォディェン」と言いますが、台湾では「飯店ファンディェン」と言います。もし台湾で「酒店」と言ってしまうと、ガールズバーであったり、大人の男性が通う、水商売のお店となってしまいます。なので私は中国人と会話する時と台湾人と会話する時でホテルの話をするときは使い分けていますが正直面倒です。
②小姐(シャオジエ)
この「小姐」は女性の敬称で使われます。女性の名前に「小姐」をつけると日本語でいう、「〜さん、〜様」というように変わります。そして台湾では女性の店員さんやカウンターのスタッフ等に声をかけるときも「小姐」と呼びかけます。
しかし中国では女性に「小姐」と呼びかけてはいけません。中国では日本でいるキャバ嬢を連想してしまうので、失礼な呼びかけとなってしまいます。台湾に住んでいるノリで中国で同じように使うとちょっとした問題になってしまいます。中国では服务员フーウーユェンと店員さんに呼びかけましょう。
今回は中国と台湾で分けないといけない単語2つ紹介しましたが、他にも単語であったり言い回しであったり違う部分がたくさんあります。折をみて紹介できたらと思っています。
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