学生の方、社会人でこれから語学留学を考えている方は多いと思います。
半年とか1年留学をすればその国の言語はペラペラになって帰ってこれるはず!と思っている人も多いでしょう。
しかし語学留学を決意したのであれば、事前に何もその国の言語を勉強せずに行ってしまうのは100%もったいないです。
周りを見渡して見ると、語学留学において成果を出した人、たとえば英語の場合TOEICで高得点を取った、中国語では、中検やHSKで最高の級を取った人は、留学前に既に語学がある程度できていた人がほとんどです。
①結局現地に行っても、日本でできる学習内容からスタート
結局たとえば英語圏の国に留学し語学学校に通ったとしても、中学校で習うような基礎の文法、語彙などの知識がなければ、現地で初級のクラスに入ることとなり、多くの時間をその基礎の勉強に費やしてしまうことになります。
もし中国等中華圏に留学したのであれば、多分最初の数週間はずっとピンインと四声の勉強で終わってしまいます。
私は仕事の都合で上海に10ヶ月間滞在したことがありますが、中国に行く以前はほとんど中国語を勉強していなかったため、語学学校に通い始めて、発音の基礎からの勉強に多くの時間を費やしてしまいました。
日本にいる時に中国語を勉強していなかったことは少し後悔していました。
一方、基礎の学習を日本にいる時にきっちり行い留学や仕事で海外転勤した場合は、語学学校等で勉強を開始した際スムーズにハイレベルの語学学習ができることとなります。
②英語ができない日本人同士で固まってしまう
現地の言葉が全くできないと結局は留学しても日本人同士のグループに留まってしまいます。
最初語学学校等でクラス分けをした後、初級のクラスに入ると、そこでは日本語しかしゃべれない日本人が数多くいたりします。
それでは大都市ではなくて、日本人が少ない田舎の方に留学すれば良いのではと思うかもしれません。
私は学生の頃NZの田舎のエリアに留学しましたが、そこでも多くの日本人がいましたし、初級クラスでは多くの日本人がグループをつくっているのが見えました。
正直現地に留学をすると現地の言葉が全くできない場合、周りの人とコミュニケーションが取れないため、孤独になります。
そこで同じ境遇にいるその他の日本人はよき支え合いの相手になります。
その環境にずっと甘んじてしまうので語学の上達は遅れてしまいます。
日本人同士固まってしまうのはある意味必然なのかもしれません。
私はNZに留学する前は独学で英語を勉強してTOEICで700点程度(TOEFL iBTで60点ほど)取っていました。
そのためすでにある程度の日常会話はできる状況からのスタートだったので初日からすべて英語だけでも行けました。
語学学校も上級のクラスだったため日本人がいたとしても意識が高い人ばかりだったため、日本人同士でも英語でコミュニケーションをとっていました。
まとめ
もし今後留学を考えている人は、その国の言語の基礎をある程度習得してから留学する事を強くおすすめします。
さもなくば多くのお金を注ぎ込んで留学をしたとしても上記のように結局現地では日本でもできる基礎からの学習に多くの時間が割かれてしまったり、日本人グループで固まってしまって語学学習から遠のいてしまいます。
まあそもそも語学学習が目的でないのなら、それはそれでいいかもしれないですが。
これから留学を考えている方は少しでも参考になれば幸いです。
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