私は日本の敬語が好きではありません。
いきなりすみません。
今日は日本における敬語について語りたいと思います。
多くの日本人は中学生くらいから本格的に敬語が必要になり、中学校の先生も「社会に出たら困るから」という理由で、生徒が話すタメ語を受け入れません。
そしてこの頃から学年が1年年上、1年年下で使う言葉遣いが変わります。
私は中学校の時にバスケ部に所属していましたが、年上の先輩から年下の後輩に対するいじめは凄かったです。後輩は憎い相手(年上)にも関わらず敬語を使わないといけません。
また極端な例を言うと4/1生まれと4/2生まれは学年が異なり、4/2生まれの人は4/1生まれの人に敬語を使わないといけません。
なぜ1日しか生まれが違う人に対して尊敬の言葉を使わないと行けないのか不思議に思います。
海外での敬語について
日本以外の国でも上司、取引先に対しては言語的に丁寧な表現をします。
私は英語と中国語を勉強していて、どちらの言語も丁寧な表現、ビジネスに相応しい表現がある事を知っています。
英語圏、中華圏どちらでも、企業の中では上下関係がしっかりしていますから上司、取引先に対しては丁寧な言葉を使いカジュアルな表現を避ける傾向にあります。
中国は取引先に対しては「你」ではなく「您」と呼称し尊敬を表したりします。
また中国では親族等で年上の人(親、祖父母、他)を敬う習慣があり、そのことも理解しております。
しかし初めて会った相手の年齢を聞いてそれによって敬語、タメ語どっちを使うか判断するというのは存在しません。
私は韓国語は勉強したことがないのでわからないですが、韓国でもそういった上下関係があるかもしれませんね。
日本で敬語が生まれた背景に関して
徳川幕府が採用した儒教の分派である朱子学が影響していると言われています。
戦国時代で荒れ果てた国土を徳川幕府が統制するために、人を統治するのに便利な思想として採用されました。
結局は当時の君主に従順であることを思想的に植え付けるために敬語というのはできたのだと考えます。
日本人同士の関係は外国人からしてよそよそしい関係に見える
日本人同士では同い年もしくは、社会に出てからは同期でないとタメ語は使いません。
つまり確率からして、相手の年齢を知らない場合、敬語を使う可能性は限りなく高いです。
日本人同士では年の離れた友情は成立しにくいと考えます。
私は英語を使って年の離れた様々な友人ができたし、色々な立場の人、色々な世代の人と会話をしたことがありますが、日本人同士と話すときよりも断然気楽に話しやすいです。
なぜなら友人同士はたとえ年齢が離れていてもタメ語と敬語を分けて使わないですし、仕事においても丁寧な表現は存在しますが、日本語ほどガチガチではありません。
そんなに敬語が嫌いであれば海外で暮らせばと言われるかもしれませんね。
まとめ
外国語が話せるようになると日本語、日本人の生活が客観的に見えるようになってきます。
敬語もその一つだと思います。
外国語に触れるたびに敬語は好きではないなと改めて思います。
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