日本の就活システムについてかねてよりずっと疑問に思っていました。
それこそ日本の集団主義の一つの例ではないかと考えます。
日本では大学日本の進学した場合3年次から就活の準備を始めます。
以下の点について就活システムの納得ができないです。
リクルートスーツを購入
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この就活成功のためにい多くの人はリクルートスーツを購入します。
男性女性ともに黒のスーツに、白の無地のワイシャツ/ブラウス、加えて男性はネクタイをつけます。
男性は就活が終わってもそのスーツを仕事でも着ることはできるので良いですが、女性の場合多くはリクルートスーツは実際仕事に就いてからは着ないので、就活専用のスーツとなります。
それなりに値段はするのにもったいないですね。
大学での成績よりもバイト/サークル等の経験が重視される
大学3年次の後半から就活が始まるので、大学4年間の総合の成績を企業は採用時点では見ることはできません。
また成績より学生の頃に力を注いだバイト、サークル等の経験が重視されます。
海外の大学ではそもそも良い成績を取って、かつ卒業するのが難しいので(落第となるケースも多い)企業の採用においては大学の成績が優秀さを測る指標として重視されます。
大学3年次から就活が始まる
大学3年次の後半から多くの人は就活が始まり、卒業と同時に4月1日から勤務開始となります。そのため大学生活の後半は就活のため学業に大きく支障が出ます。
しかし海外で就活を行うのは大学を卒業してからとなります。
そして卒業してから仕事を始めるまでの間に旅行や留学等をしたりもします。
NZや中国に住んでいた時に日本の就活システムを話すとなぜ3年次後半から始まるのかと、不思議がられます。
大学3年次からの大きな波に乗れないと、望む企業に入れる可能性が著しく低くなる
日本でも大学を卒業してから就活をすることもできますが、大学3年次からの大きい波において企業の採用活動が活発となるためこの波に乗れないといくら優秀な学生だとしても、就職のチャンスが低くなります。
そして既卒だと企業は基本的に仕事の経験者を雇う傾向にあり、新卒者は採用されにくいです。
就活の経験は人生で一度しかないのに景気の動向によって左右される
就活は人生で一度しかありません(就活浪人した場合は別ですが…)
しかし好景気の時はたくさん求人があり、不景気の時には求人があまりありません。
私は大学3、4年の時はリーマンショックで景気が沈んでいた頃でした。
エントリーをしても何度も落とされて、1年位就活をしても内定がなく本当に苦しい経験をしました。
このリーマンショックを過ぎたら日本は好景気と若手不足により、下の世代の人はどんどん優良な求人に入社するようになり、この不公平さには納得がいきません。
まとめ
この日本の就活システムが始まったのは、日本においては企業が新卒者を教育するという文化に基づいており、それは卒業と同時に行われます。
そして、新入社員にはその対価として会社への忠誠心が求められます。
この就活のシステムは上記に述べた通り歪な構造になっていますが、日本ではこの方式は古くよりずっと改善しておりません。
今はコロナの状況もあるが比較的好景気が続いているため、後に来る不景気にはまた私のようにこの就活制度に苦しむ若者が現れるかもしれませんね。
今後このシステムが改善されることを望みます。
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