ニュージーランドに行けばイギリスの英語を学べると思ってニュージーランド留学をする人もいるかもしれません。
私もその一人で学生の頃今まで学校で習ってきたRの難しい巻き舌をあまり使わないクリアなイギリス英語になんとなくの憧れを抱いていました。
そしてニュージーランドを留学先に選んだのですが、生活していくうちに「あれ?」なんか違うなと感じるようになりました。
今回はイギリス英語とニュージーランド英語の違いについて述べます。
ニュージーランドの英語について
人口500万人ほど住むオーストラリアの東側にある日本と同じくらいの島国ニュージーランドで話されている英語です。
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ニュージーランドの国鳥キウイから由来しKiwi English とも言われます。
もともとマオリ族が住んでいた島にイギリス人が移民としてやって来て、かつオーストラリアからの移民も多く住んでいます。
そのためイギリス英語やオーストラリア英語と系統は近く、初めてニュージーランド英語を聞く人はイギリス英語と勘違いする人も多いです。
イギリス英語との違い
イギリス英語と比べて主に以下の点で違いが見られます。
① eの発音がiと同じになる。例えば、bed, pet, yesなどはNZの英語では無理矢理カタカナで表現するとビッド、ピット、イイスと言った発音となります。イギリスではその傾向はありません。
② a(エイ)の発音がアイとなる。オーストラリアの英語もそうですが、date, take, mate, cakeの発音はカタカナで表現すると、ダイト、タイク、マイト、カイクと言った発音になります。イギリス英語では地域によって似たような発音になることもあるようです。
③ アメリカ英語と同様、tの発音はdに近くなる。water, later等の単語はアメリカ英語ではtの部分をはっきり発音せずdに近い発音をする傾向がありますが、NZの英語もその傾向があります。一方イギリスの英語はtをはっきり発音するため、NZの英語とは異なります。
④ アメリカ英語で存在するアとエの中間の音のaは、NZではエ寄りの音となる。例えば、apple, bad, dadはカタカナで無理矢理表記すると、エップル、ベッド、デッドのような発音になる。この点イギリス英語ではアと反り返るくらいはっきり発音するので、イギリス英語とは異なる点です。
ニュージーランドで人気のラジオ紹介
ニュージーランドでは未だラジオがTV並に人気で以下の人気番組を現地のニュージーランド人に紹介してもらった事があります。
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The edgeと言うバラエティトーク中心の番組で多くの世代に親しまれています。
ただ現地の人向けのラジオ番組のため英語上級者向けです。
どういう雰囲気の英語なのか感じて頂けましたら幸いです。
ニュージーランド英語はCute, Sexyと思われる英語ですよ
ニュージーランド英語はイギリス人やアメリカ人からすると一種の訛りのように聞こえます。
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東京の人が地方の人の方言を聞くような感覚でしょうか。
ニュージーランド英語は彼らからして魅力的に映る(cute, sexy )に映る英語の一つです。
ニュージーランド英語でも他の国の英語圏の人とはほぼ100%問題なく意思疎通できます。
またイギリス英語とアメリカ英語のどちらにも属さないので両者の英語を客観的にみれるようになります。
そんな異国情緒のあるnative英語を学びたい方はぜひニュージーランドに行ってみてくださいね。
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