中国語と英語の発音の難しさの違い

英語と中国語はどちらも発音が難しくて有名ですね。

英語は中学校・高校で習いますが、実際に発音をするとなるとやはり難しいです。

英語に関して言えば、B, P等の破裂音は日本語を話す時以上に、とにかく口を大きく開けないといけません。

また中国語に関しても発音が難しいことで有名です。

ただ発音(ピンイン)を覚えるだけでなく四声も一緒に覚えなければなりません。

どちらも発音が難しい言語ですが、本日は英語と中国語の発音の難しさの違いについて紹介します。

中国語は初見でいきなり発音の勉強から始まる

中国語を1度でも学習した事がある方はわかると思いますが、教材の1番初めに出てくるのはピンインというローマ字発音と声調(四声)です。

この難関をクリアして初めて、単語、文法に映っていきます。

ほとんどの人がここでつまずきます。

そして中国語の勉強を諦めてしまうのもこの段階が非常に多いと思います。

ただ朗報がありまして、この最初の発音部分をマスターするとほとんどの人は発音でつまずくことは少なくなります。

土台の基礎が出来上がっているので後は習ったローマ字ピンインと四声を単語毎に覚えていけば良いだけです。

中国語はピンインだけでなく四声もしっかり発音しないと聞き取ってもらえない

中国語はピンインもさることながら、四声を間違えてしまうと、正しく通じません。

たとえば、買うを中国語で买(マイ)と言い、また売るも中国語で卖(マイ)と言います。

この二つの単語はピンインは同じですが、四声が異なるので間違えると反対の意味で捉えられてしまいます。こういった似た様な例が無数に存在します。

また中国人の友人から聞いた話ですが、中国は14億人が暮らしている国でありそれぞれの地域で中国語に訛りがあるため、四声で聞き分けをすることもあるそうです。

それだけ中国語の発音にとって四声は重要です。

英語の発音については中学高校の英語教育では大して行われない

皆様、英語の義務教育を受けてきてガッツリ発音の学習をされたことはありますか?ほとんどの人はないと答えると思います。

日本の英語教育は伝統的に文法・リーディングに特化されているので、正しい英語の発音はする機会はほとんどなかったのではないでしょうか。

(あったとしても単語を覚えるための補助的な役割で音読を行う程度)

英語は発音が上手でなくても、通じてしまう

また英語は発音が上手でなくても、ある程度はnativeの人に通じてしまいます。下手したらカタカナの英語でも通じてしまいます。これは中国語と大きく異なる点かもしれません。

おそらくカタカナの英語でも通じてしまうのは、相手をしたNativeの人が外国人の多い環境で住んでいた人かもしれません。

英語はNativeの発音を身につけるのが難しい

英語は上記の通り発音がしっかりしていなくても通じてしまうので、Native並みに発音を極めようとする人も少ないです。

そのため、日本人の話す英語、インド人の話す英語、中国人の話す英語等大きく特徴が分かれます。

そしてNativeの発音を手に入れるには、帰国子女の様に幼少期の頃から英語に触れるか、もしくは大人になってからはシャドーイングを1年以上にわたり毎日継続して行い発音の矯正をしない限りは身につきません。

この英語の発音を極めるという作業はむしろ難しいです。

まとめ

以上、英語と中国語の発音の難しさの違いについて紹介しました。

中国語は初見で勉強するときにガッツリ発音を学ぶのでそこが登竜門であり、この最初の発音をしっかり学ぶことで、後は楽になると言った印象です。

一方英語は発音の勉強に関してはあまり行われず、若干間違っていても聞き取られてしまいます。

しかしNative並みに極めようとするのであれば、相当な努力が必要になります。

英語と中国語で上記のような違いがあります。

今後英語と中国語のどちらを勉強しようかと迷っている方に対して参考になれば幸いです。

Hiro

初めまして。ヒロと申します。
電子機器のメーカーで海外営業部に所属しインド地域を担当しており日々インド人との交渉に悪戦苦闘しております。
語学(英語・中国語)に関して役立つ情報や出張・旅行で経験したことの共有をできましたらと考えております。
TOEIC 920点、HSK5級(202点)取得しており、現在中国語に関してはHSK6級取得に向けて勉強しております。
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