語学学習において英語と中国語のどちらを勉強した方が将来ビジネスに役に立つか悩んでいる方もいると思います。
私は英語と中国語のどちらも勉強したことがあり、英語に関しては現在メーカーの海外営業部に所属し日々使っております。
私の経験則からですが、今回は英語と中国語のどちらが将来性があるのかについてお話しします。
人口比で言うと中国語話者の方が多い
第一言語としての中国語話者は世界で14億人いると言われていて、主に中国国内に話者が暮らしています。
一方で英語に関して言えば第一言語としての話者は4億人いて主に米国、英国、オーストラリア、ニュージーランド等の国で話されています。
単純に第一言語の話者の数で比較すると中国語話者の人口の方が圧倒的に多いです。
しかし第二言語として英語話者を含めると15億人いると言われています。
例えばインド人で普段はヒンディー語を話すが英語も話すことができるなどのケースです。
そのことを考えると英語も中国語も人口の観点で考えるとどちらも重要な言語であると言えます。
英語をとりあえず勉強しておけば間違いない
私は過去物流の会社とメーカーに勤めたことがあり、どちらでも語学を使う環境で仕事をしたことがあります。
そして感じたのは英語が話せれば中華圏を含めすべての国で英語を使ってコミュニケーションを取っているということです。
私が過去担当したことのあるタイ、ベトナム、インドネシア等の地域でもやり取りは全て英語で行っていました。
また台湾、中国などの中華圏であっても英語を使ってやり取りをしていました。
さすが世界の共通語です。
海外を相手に取引する会社(貿易系、物流系等)は日本や世界を問わず英語が使える人が圧倒的に多いです。
私は仕事の事情で上海に1年間滞在していましたが、スタッフとのやりとりはほとんど英語で行っておりました。
英語が話せる中国人スタッフを多く雇っていたからです。
もし中華圏に対して特に思い入れがあるわけではなく、世界を相手にビジネスをしたいのであれば英語を勉強することをおすすめします。
中国語を習得している日本人には希少性がある
中国語を勉強している人は英語を勉強している人に比べて圧倒的に少ないです。
私も数少ないその1人ですが、中国語学習者出会うととても嬉しい気持ちになります。
英語は世界的な言語であり、日本の義務教育でも習われているため英語の方が学習者が多いのはある意味当然です。
そのため中国語学習者には希少性があります。
中国は世界第二位のGDPがあり日本と中国ではビジネスにおいて深く関係を築いております。
また日本の商社、メーカー等が中国語をビジネスレベルで話せる日本人を求人しているのを多く見かけます。(もちろん日本語が話せる中国人を雇うケースもありますが、日本人にこだわる企業も多くあります)
中国と取引をする上で中国語ができた方がやはり顧客と良好な関係を築ける可能性が高いです。
それはインバウンドビジネスでも同じです。
今後コロナの規制がどんどん緩和され海外から日本への渡航者は増加し、インバウンドビジネス成功の鍵はいかに人口の多い中国人の旅行客を取り込むかでしょう。
中国語を話せる人は重宝されます。
この希少性の高さからあえて中国語を勉強するのもアリかもしれません。
まとめ
以上、英語と中国語のどちらを勉強した方が良いかについてお話ししました。
結局どちらを極めたとしてもビジネスで活用できそうです。
ただ中国語に関しては一つ懸念点があります。
それは将来的な中国の台湾侵攻です。
もし中国が台湾への侵攻を実行してしまった場合日本は、今のロシアの様に中国とのビジネスを一切行わなくなる可能性もあります。
もしそうなってしまうのであれば、ビジネスで中国語を使える機会と言うのは少なくなってしまいます。
私は中国や台湾に対して思い入れがあり引き続き中国語の勉強をして行きますが、もしそう言ったことがないのであれば、この将来的な懸念を考慮しつつこれからどういった言語を勉強するか検討した方が良いかとも考えました。
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