これから中国語を勉強される人の中には中学・高校において英語が苦手だったという人もいるかもしれません。
そして語学が上達するか不安になる人もいると思います。
英語が得意不得意で第二言語の学習に影響は出るのでしょうか?
私は現在英語と中国語を両方勉強しており、またさまざまな中国語学習者と出会った経験から「英語が苦手でも中国語ができるようになるのか」についてお話をします。
英語が苦手でも中国語が得意な人は多い
学生の頃英語が得意であっても不得意であっても新たに勉強する言語に関しては大きく影響しません。
私は上海に1年間滞在していたことがありますが、英語は得意でなくても中国語を究めた人を過去にたくさん出会いました。
そしてその内の何人かは中国語を勉強したきっかけとして「英語が苦手だったから中国語を選んだ」と言っていました。
ある意味、英語の苦手意識をバネに中国語学習で乗り越えるケースです。
発音、文法の構造、単語を一から勉強し直すことは変わりない
たとえ英語ができたとしてもゼロから以下の様な項目を勉強し直すこととなります。
・発音(ピン音、四声の体系)
・文法(英語と似ている点もあり)
・単語(単語の発音はゼロから学んでいかないといけない)
英語の得意不得意に関わらず上記の点を勉強し直さないと行けないため、そこは完全に努力によるものです。
けっきょく、中国語が上達するには上記の通り発音に慣れ、文法の仕組みを知り、日常生活の単語をまず知るところから始まります。更に実践で話す機会があれば中国語の会話が徐々にできる様になっていきます。
英語ができた方が有利な点もある
ただし英語に限らず一つ外国語を習得していると2言語目の学習が有利になることもあります。
それは間違っていても気にせず文章を組み立てて話すという作業に慣れていると言う事です。
語学の習得はいかに間違いを恐れずに勇気を出して話すかが重要だと考えています。
一つの言語を習得しているということは、そういった経験を幾度となく経験しているので、二つ目の言語に関しても、果敢に挑戦しやすいです。
また、上記の通り英語と中国語では文法上の構造が似ています。たとえば英語と中国語は同じSVOの順番で文をつくっていきます。
英語で単語と単語を組み立てていく作業が、中国語のそれと似ているので、英語をマスターしている人はその組み立て手順がスムーズに覚えられます。
まとめ
以上、英語が苦手でも中国語ができるようになるかについてお話ししました。
英語の得意不得意は関係なく、結局は中国語の発音・文法・単語を覚えいかに練習するかどうかで中国語は上達するかどうかが決まります。
しかし、1言語特に英語をマスターをしていると、若干中国語も習得しやすくなります。
もしこのブログを読んでいる方の中で1言語習得しているとすれば、2言語目の勉強と言うのはなかなか気が進まないかもしれませんが、やってみると意外とできてしまうものですよ。
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