TOEIC 高得点(900点以上)の現実 実際話せるのか

英語学習

TOEIC スコア900点以上あるとどれくらいの英語力があるのか気になる方はいると思います。

また中にはnativeの英語話者と同等の英語力があるのではないかと考える方もいるかもしれません。

私は学生時代に語学を猛勉強しニュージーランドに1年間留学して帰国後に920点のスコアを取ることができました。

また私は現在メーカーの海外営業部に所属し同僚の多くはTOEICで高得点のスコアを持っています。

今回はTOEIC 高得点のスコアでどれくらいの英語力なのかについて紹介します。

TOEIC 公式websiteでの記載

TOEIC の公式websiteによると高得点(リーディング、リスニングそれぞれ425点以上)の場合以下のような目安が書かれています。

  • リスニングにおいては短い会話・長い聴解文において幅広い語彙が使われていても内容を文脈から推測できる
  • リーディングにおいては幅広い語彙が使われていても文章の主旨や目的が推測できる。詳細が推測できる。

詳細は参照のURLに載っています。

レベル別評価の一覧表|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC
TOEIC Listening & Reading Testのレベル別評価の一覧表に関するページです。TOEIC Program(英語テスト事業)、書籍・出版、グローバル人材育成を事業展開するIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)が運営するサイトです。

結局はこの900点というのはあくまでリスニングとリーディングのみ高得点と言うこと

このTOEICスコアで測られているのはあくまでリスニングとリーディングのみです。

この2つの側面にとっては高得点を取っていても、その他の指標スピーキング、ライティングに関しては未測定なので、これだけで英語力が高いかどうかを測るのは不十分であると言えます。

実際私の所属する海外営業部においてはTOEIC高得点を取っている社員が多くいますが、実際会話ができているかと言うと、そうでもありません。

私も含めて、途切れ途切れで流暢に話すことができなかったり、英文メールにおいてもまだまだ誤字脱字が多かったりします。

それは致し方ない事です。

TOEIC 900点と言うスコアが企業の面接、昇進、学校の入試等において評価されると言う現実社会において、その点数だけ一人歩きしているように感じます。

その実態はあまり知られていません。

スピーキングとライティングのポテンシャルはあると言うように捉えられる

TOEICのスコアで測っているリスニングとリーディングは英語で言うインプットの側面なので、スピーキングとライティングは未知数でも少なくともアウトプットの部分なのでアウトプットのポテンシャルはあると言う風に捉えられます。

やはりアウトプットができるようになるにはいかにインプットができるかが重要です。

私の会社の上司もTOEIC高得点の人を新しい人を雇う時に

「TOEICは得点高いけど、実際英語ができるかはわからない、まあ英語に関して素質はあるってことだろう」

と言っていました。

素質があるのでスピーキングやライティングは実践で伸ばすことができると踏んでいるようでした。

実際海外営業部に所属すると英文メールや英会話の機会があるので実践の場がたくさんあります。

企業からするとそれらは後からでも身につくだろうと想定される傾向にあります。

実際TOEIC高得点を取ったとしてもnative話者とは天と地の差がある

実際TOEICで高得点を取ったとしても、nativeの話者の英語力とは天と地の差があります。

おそらくTOEICの高得点は1-2年ぐらい本気で英語を勉強すれば取れなくもないスコアだと思いますが、native話者は小さい頃から大人になるまでの間で一日中ずっと英語を使って成長しています

この重みはたとえ数年集中して英語に取り組んだとしても、native 話者からしたらたかが知れています。

リスニングでも大きな差がある

特に顕著に差が出てわかるのはnative話者同士で会話をしている時です。

nativeの人は日本人等英語が不得意そうに見える人にはゆっくり分かりやすい英語を使う傾向があります。

それは日本人が日本語を勉強している外国人にゆっくり丁寧に日本語で話しかけてあげるのと同じです。

しかしnative 話者同士の会話は容赦なく、スピードも自然で、慣れたカジュアルな単語をたくさん使っていて、たとえTOEICで高得点を取った人でも聴き取るのは難しいです。

実際TOEICで流れるリスニングの英語はアナウンサーが話すようなクリアな英語です。

しかし実際のnativeの人はそのような話し方を普段しません。

そこで、native話者同士の会話に慣れて初めて英語が上達したと言えるかもしれません。

それはTOEICで高得点を取るより圧倒的に難しいです。

単語量でも大きな差がある

たとえTOEICが高得点であったとしても常にわからない単語に出くわします。

それは上記の通りnative話者とは英語の使用頻度に天と地の差があるわけで、例えば英字新聞を読んだとしてもおそらく慣れてない分野だと特に分からない単語が多くちんぷんかんぷんになってしまう可能性もまだまだあります。

洋画を観る時もまだまだたくさん分からない単語が出てくるため私は必ず英語字幕をつけて観るようにします。

常に新しい単語は習得していくと言う謙虚な姿勢が大切です。

まとめ、語学学習にゴールはない

今回TOEIC高得点のスコアは結局英語ができるレベルなのかについて紹介しました。

結局高得点を取ったとしてもnative話者とは英語力に天と地の差があるわけで、常に英語の勉強をし続けなければなりません。

そう言った意味で語学学習にゴールがありません。

また一度語学学習を止めてしまうと衰退するだけなので常に勉強していかなければなりません。

常に学習をしていく事で少しでもnative話者に近づく努力をすることで、TOEICでは測れない本物の英語力が培われます。

以上、TOEIC高得点の人の英語レベルに関してでした。

Hiro

初めまして。ヒロと申します。
電子機器のメーカーで海外営業部に所属しインド地域を担当しており日々インド人との交渉に悪戦苦闘しております。
語学(英語・中国語)に関して役立つ情報や出張・旅行で経験したことの共有をできましたらと考えております。
TOEIC 920点、HSK5級(202点)取得しており、現在中国語に関してはHSK6級取得に向けて勉強しております。
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I am Hiro from Tokyo, Japan, born and raised here.
I have working experience in Japanese companies (logistics and manufacturing) as an international sales for almost 10 years.
I have experience of living in NZ for 1 year & China (HK & Shanghai) for 2 years.
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